絵本紹介

断捨離の意味を考える

覚悟を決めて3年前に靴を38足捨てた時、不思議な感覚になりました。

古くなっても捨てず、あれほど執着していたOL時代の靴のコレクションだったのですが、すごくスッキリしたんです。

今、断捨離やお片付けがブームになっていますが、なぜ、スッキリすることがいいのでしょうか?

断捨離とは、「必要のないものを断ち、捨て、執着する事から離れる」という意味を表します。確かに執着を手放した時、本当はお気に入りの3足だけで十分満たされていることに気が付きました。

今回のおすすめ絵本は、

「おくりものはナンニモナイ」です。

主人公のムーチは、大好きな仲良しのアールに何かプレゼントをしたいと思い立ちます。なんでも持っているアールに、何をプレゼントしたらいいか分からない。

考えた結果、「ナンニモナイ」をあげることにしました。

早速、「ナンニモナイ」を買いに出掛けますが、でも「ナンニモナイ」は売っていませんでした。本当に大切な人だからこそ、ナンニモナイを贈りたかった…。

ムーチが考えに考えたナンニモナイ贈り物には、愛が詰まっていました。
ページの余白を大切に描かれていて、谷川俊太郎さんの選び抜かれた訳が素晴らしく、本当の豊かさとは何かを問いかける絵本です。

世の中には物があふれています。ファッション雑誌やデパートに並ぶすてきなバックや靴、アクセサリーなどを見ると「いいな~、欲しいな~」「お金があればいくらでも使える!」なんて思ってしまいます…。

「欲しい、欲しい」と思えば思うほど、「既にある一番大切なこと」には気付きにくくなるのかもしれませんね。
断捨離は、執着を捨ててスッキリすること。

同時に、目に見えない豊かさにも気付き、感謝できるようになることです。

そろそろ年末のお掃除の季節です。「何を残して、何と共に暮らすか?」、豊かさに気付くための断捨離をするのもいいかもしれませんね。

ピックアップ記事

  1. 夏休み 子どもに何を体験させてあげたいですか?
  2. 「私の仕事がなくなると思うので、EQ絵本講師になります!」
  3. AI時代に一番大切な〇〇力が、なぜ絵本で育つの?
  4. 子育てでイライラした気持ちが軽くなる絵本
  5. お悩みにお答えします【子どもの文章力が心配です】

関連記事

  1. 絵本紹介

    「ふつう」ってありがたい!

    あなたは、今の暮らしに感謝していますか?「ふつうってありがたい…

  2. 絵本紹介

    「はやくはやくっていわないで」

    「はやく、はやくー!!」 忙しい日常でお母さんは、 お子さんへよく使っ…

  3. 絵本紹介

    お掃除で美しくなる魔法

    今日紹介する絵本は、「みにくいおひめさま」です。…

  4. 絵本紹介

    モノの扱いは自分と同じ

    感謝の気持ちを伝える「今までありがとう。お世話になりました。」古く…

  5. 絵本紹介

    幸せを支える家と思い出

    積み木のように重なる人生10月になると沖縄でも少しずつ秋を感じます…

  6. 悩み相談

    【死に向かう汽車から赤ちゃんを投げ捨てる母の愛】

    こんばんは。いつもありがとうございます。えほんみらいの仲宗…

ピックアップ記事

【無料】IQとEQが上がるメール講座



PAGE TOP