数ある絵本の中で、一番多く描かれているのは「家の中」。
絵本の主人公の物語もまた、家での出来事がとても多いです。普段は意識することのない家ですが、実は子どもにとっては大きな存在なのです。
最初にご紹介する絵本は
「しゅくだい」。
家に赤ちゃんが生まれ、お母さんがあまりかまってくれない事が少し不満だった、もぐらのもぐ君。学校で出た宿題は「抱っこしてもらうこと」でした。
日ごろ言いたくても言えなかった、甘えたい気持ちが満たされたら・・・。次の朝、登校したもぐ君や友達には笑顔がいっぱい。みんなちゃんと宿題をやってきたんですね!
子どもは学校で120%の力で頑張っています。
家に帰った時は、充電の切れた携帯電話のような状態かもしれません。子どもにとって家族と過ごす家は、元気をチャージする場所。子どもの健やかな成長のために、家を心地よい空間にしてあげたいですね。
次にご紹介するのは
「バムとケロのにちようび」。
雨の日曜日、バムとケロは外で遊ぶことができません。
仕方なく家で本を読むことにしたのですが、まずは遊んで散らかった部屋のお片付けから。
「やっぱり本を読むのは、きれいに片付いた部屋じゃなくちゃね」と、楽しそうにお掃除をするバム。
どんどん部屋がきれいになっていく描写に気持ちもスッキリし、すぐにお掃除を始めたくなります。
5月5日は、親が子どもの健やかな成長を願う子どもの日でしたね。家もまた、家族の成長を温かく見守ってくれています。家に感謝を込めて、お子さんと一緒に片付けをしてみるのもいいかもしれませんね。