脳が溶けちゃうのではないかと思う炎天下でも、サッカーをしていた男の子。
ある日「医学部へいきたい!」と言い出したのです。
ご両親も、学校の先生も失笑。
「地に足をつけた進路を考えなさい」
「見栄を張らなくていい」
そんな言葉を、彼に伝えたそうです。
彼の決心を聞いたとき、
「できるよ!挑戦しよう」
と伝えている私がいました。
もし、私が絵本講師として学んでいなかったら、
彼の学校の先生と同じように
「無茶」「無理」という判断をして、
彼に進路を考え直すよう、伝えたことでしょう。
すぐに、ご両親との面談。
ご両親の反対理由は
① 今までの成績から考えて合格はあり得ない
② 数学などの理系教科は得意ではない
③ 私立は経済状況が許さない
④ 医学歯薬系の塾は高額すぎて費用がでない
⑤ そもそも思いつきであり、一瞬の夢を口にしただけではないか?
というものでした。
もし、私が絵本講師として学んでいなければ、
やはり、ご両親と同じことを思ったでしょう。
でも、しかし、私は「この子は合格できる!」と思ったのです。
なぜなら、彼は塾の休憩時間も、行き帰りの電車の中でも、読書をする子だったのです。
聞けば、小さいころはたくさんの絵本の読み聞かせをしてもらったそう。
絵本講師として絵本の効果と、その絵本で培った見えない彼の学力が花開くことを
28年間の塾講師としての経験から確信していました。
ご両親が反対理由に挙げた5項目に対して、一つずつ、
なぜ、彼ならできるのかを理論的に説明し、決して、応援したいという感情だけで
彼を支持している訳ではないことをお伝えしました。
(5項目の理論的説明は長くなるので割愛しますが)
九州で歯科医院を開業なさっているおじいちゃんの後を継ぎたいということから
歯学部へ的を絞り、猛勉強した彼。
1年半後、彼はご両親との約束とおり、公立の北海道大学歯学部へ合格しました。
「江里依先生、ありがとう!夢が動き出したよ!」と
合格報告の電話口で言った彼の言葉は、
今でもはっきり思い出すことができます。
もし、私が絵本講師として学んでいなかったら、
彼の見えない学力を引き出してあげることはできなかったと思います。
塾の講師だからではなく、誰でも絵本の効果を知り、活用していくことで
実は、私と同じように、子どもの意欲や学力を引き出してあげることができるのです。
絵本講師として、我が子の、日本の子どもたちの未来を豊かなものにしてくださる方、募集中です!