無いばかりを見ると?
絵本「こまっちゃったな たんじょうび」
かたつむりくんは誕生日を目前に悩んでいます。
友達のあなぐまくんやうさぎさん、
にわとりさん にもぐらくん、
みんなその日のパーティーを 楽しみにしてくれているのに、
背中にのっかった自分の小さい家には みんなを招待することができないと…。
相談に行ったかたつむりくんに、 すてきなアドバイスをしてくれたのは・・・・
フクロウおばさん。
「大丈夫! あなたはどこへも、 その家を背中に背負って行くでしょ?
だから世界中があなたのお庭なの。 お庭でパーティーを開きましょう!」と。
すっかりうれしくなったかたつむりくんは、
みんなをお庭に招待して、すてきな誕生会を 開きます。
最初は「ない」ものばかりを見ていた かたつむりくん。
でも視点を変えると、世界中がお庭になりました。
「ない」や「欠けている」部分につい目が行くのは 脳の特徴でもあります。
でも人は視点を変えることで「すでに在る」ことに 気が付き、
豊かさを感じることもできるのです。
あなたは何を見て、 どんな感情を選択したいですか?