【お悩み】作文が苦手で本人も困ってます

こんばんは。絵本未来創造機構の仲宗根敦子です。

今日もメールをお読みいただきありがとうございます。

早速今日も、お悩み相談にお答しますね。

中学生の娘の作文力がなくて心配しています。

 

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たとえば、「くびを横に振る」が

イコール「NO」という意味だと

結びつかないようで、作文力の前に

語彙力だと思うのですが、

これからでもどうにかなりますか?

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ご質問ありがとうございます!

 

学校では作文の宿題はでるけど、

作文の書き方、表現方法は

十分に教えてもらえないですよね。

 

そんなお悩みが多いので、

私は、小学校から大学生、大人まで

文章が楽しく書けるようになる講座を

開催しています。

 

 

今週は、東洋大学で

共感文章&プレゼンテーションの

授業をします。

 

 

毎回思うことは、子ども達は

自分を表現することに

躊躇することがとても多いということ。

 

 

 

その原因は2つあると感じています。

 

 

 

 

1つ目は、語彙力です。

 

 

 

SNS時代の今、

子ども達のLINEでのやりとりは

スタンプや省略文字に偏っている傾向があり、

自分の感情や想いを表現する力がとても

低下していると言われています。

 

 

 

子どもたちの関心は、スマホのゲームや

部活動などで本を手に取る機会がどんどん

減っていることも現状です。

 

語彙力だけでなく、読解力、共感力など

作文に必要な力は

 

「絵本の読み聞かせの習慣」で育めます。

 

 

「中学校になったから本ぐらい読んで欲しい!」

 

相談を良くされるのですが、

子どもは急に本好きになることは少ないのです。

 

 

子どももストレスなく本が読めるといいですよね。

まずは小さい時に絵本を読み聞かせる習慣から

本好きにすることが、スムーズに

本を読む習慣をつけさせてあげられます。

 

 

 

そして、2つ目の理由は?

 

 

 

「自己肯定感の低さ」です。

 

 

自己肯定感というのは自分は自分のありのままで

いいという自分を肯定できる感情のことをいいます。

 

 

 

「自分なんてアピールすることがない・・・」

「自分の実績は誰かと比べたらたいしたことない・・・」

 

 

 

など、「無い」にフォーカスが当たってしまうと

自分の意見や想いを書くことも「でき無い」のです。

 

 

 

これまで社会の中でたくさんの

テストや学習を通して

順番を付けられてきたり、

勝ち負けを経験してきたので

誰かと比べてしまうのは当然の

ことかもしれません。

 

 

 

でも、その中で自分の出来ている事や

ワクワクすること、

得意なことを見いだせる視点を

持てるかどうかは、

 

 

誰と比べてではなく、

 

「自分自身のありのままを受容する力」が

大事になってきます。

 

 

読み聞かせの3つの

ポイントの一番大事なこと

 

 

「絵本を読んだあと、褒める」

 

 

「良く聞いてたね!」

「集中していたね!」

「ママはうれしかったよ!」

 

その言葉は、絵本の読み聞かせを

もっと、もっとと

リクエストしてくれるだけではなく、

 

 

純粋に絵本を聞いてくれている我が子に対して

ありのままの子どもを受容する魔法の言葉でも

あります。

 

 

絵本を読むたびに、「自己肯定感」がどんどん

高くなる、そんな親子の関係性も作れるのです。

 

 

上記の2つの理由のように、

 

作文が苦手意識がある場合は、

能力的なことと

内面的なことが複合されていることが

多いのですが、

能力的なことは、

質問をしてあげることで解決できます。

 

 

例えば、

「作者は何を伝えたかったと思う?」

「○○ちゃんが主人公だったらどうしてた?」

「どんな感情になったの?それはなぜ?」

 

など、子どもの内側にある想いを質問で引き出せます。

 

 

 

そして、答えがまだ曖昧なときは

「それはなぜ?」

「もう少し具体的に教えてくれる?」

 

など、見守りながら引き出してあげてくださいね。

 

一番大事なのは、

子どもが何を言っても肯定することです。

 

 

中学生でも絵本で、

語彙力や読解力、共感力を育めます。

(私も絵本の文章の表現にいつも感動し、
参考にしてます)

 

 

とくに語彙力を心配されているので、

まずは焦らず絵本から、

文字になれていってくださいね。

 

 

読むだけで、

自己肯定感がアップする絵本をご紹介します。

小学生から大人までお勧めできる絵本です。

「ええところ」

さく:くすのきしげのり

え:ふるしょうようこ

 

https://amzn.to/3uBLMcP

 

自分にはいいところが無いと思っている女の子。

考えても見つからなくて友達に、

「私のいいところ教えて」って聞きます。

 

そしたら、お友達からの答えが・・・

 

 

そこから展開するストーリーは共感したり

視点が前向きになり、温かい気持ちに包まれる

素敵な絵本です。

 

 

読み終ったら、

中学生のお子さんの良いところ、素敵なところ

たくさん伝えてあげてくださいね。

 

 

まだ中学生!少しずつ親離れを

していく年齢ですが、

親の肯定的な言葉掛けは

何よりの心の栄養です。

絵本も活用して、

たくさん愛をシャワーしてくださいね。

 

 

今日も最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

感謝を込めて

仲宗根敦子