【コミュニケーションが良くなる「言葉」のかけ方】

こんばんは。
絵本未来創造機構の仲宗根敦子です。

今日もお悩みにお答しますね!

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コロナの影響が続く中、子どもと家庭で過ごす時間が多くなりました。
嬉しい反面、家の中でイライラ、ガミガミが止まらず、
子どもとの関係が上手くいかなくて、自分を責めてしまします。

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ご質問ありがとうございます。

せっかく家に居る時間が長くなるのでしたら、
子どもと良いコミュニケーションを取りたいですよね!

実はコミュニケーションには2つあります。

一つは「情報を伝達する」コミュニケーションです。

たとえば勉強を例にしたいと思います。

「勉強をすることが将来の自分の為になる」
という事を、親が一生懸命伝えても、

子どもが「勉強をしない」あるいは「渋々する」
という事であれば、
それはただの情報伝達にしかすぎません。

 

もう一つは、

「気づきを与え行動に繋がる」コミュニケーションです。

この場合は、
子どもが自ら進んで勉強するようになります。
もちろん、
後者のコミュニケーションを望みますよね。

子どもにどう伝えるかによって、
お子さんは「気づき」「行動」を自らするようになります。

では、どうやったら「気づき」「行動」を
自らするようになると思いますか?

 

実は、
かける言葉の「量」より「質」が大切なのです。

幼児期に脳の神経回路が活発に繋がっていく子どもにとって、
たくさんの言葉のシャワーを浴びることはとても重要です。

 

親の言葉かけの重要性についてシカゴ大学医学大学院、
小児科教授のダナ・サスキンドによる
著書「3,000万語の格差」によると、
耳の聞こえない子どもに人口内耳移植をし、
耳が聞こえるようになった後、
発達にどのような変化が見られるかの調査をしたところ、
耳が聞こえるようになった子どもの家庭環境によって
成長に大きな格差が見られたのです。

温かな会話の多い家庭で育った子は
順調に言葉を習得していきました。

しかし、あまり会話のなかった家庭の子どもは
言葉の理解が進んでいませんでした。

さらに、言葉の量だけでなく、
ポジティブな言葉かけをされた子は学力が高く、
反対にネガティブな言葉かけをされた子は
学力の向上が見られなかったのです。

 

このようにいくら言葉かけをたくさんしても
「ダメ」などネガティブな言葉はかえって
子どもの成長を妨げる場合があります。

そうはいっても、今日のお悩みの方は、
イライラしている時や
いうことを聞かない子どもを前に
ネガティブな言葉が出てきてしまうことを
悩んでいらっしゃるのだと思います。

 

そんなときこそ、絵本を読んで
気持ちをリセットしていただきたいと思います。

たった一冊の絵本を読み聞かせするだけで
気持ちが切り替わります。

人はポジティブなストーリーを読みながら
ネガティブな感情を感じることはできません。

絵本の読み聞かせは子どもにとって
温かいママの愛情を受け取れる魔法の時間です。

結局、ママやパパがいい状態であることが
子どもとのコミュニケーションをよくしていきます。

そして、読み聞かせの後も
「よく聞いていたね」「読めて楽しかったよ」など
親の肯定的な言葉かけで、
子どもは自己肯定感を高めることができます。

今日もベットタイムに絵本の読み聞かせを通して
お子さんとの良いコミュニケーションの時間にしてくださいね。