「早い時期から「自分で読ませる」のはNG?」

こんばんは。
絵本未来創造機構の仲宗根敦子です。

今日はご質問にお答しますね!

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おかげ様で4歳の娘は絵本が大好きで、
この頃ひらがなも読めるようになりました。
自分で読みたいようで、集中して読んでます。
このまま自分で読めるように上手く促す、
アドバイスがあればお願いいたします。

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ご質問ありがとうございます!
ひらがなを覚えて自分で集中して読めて素晴しいですね!

では、今日のご質問に回答させて頂きますね。

 

毎⽇の読み聞かせを習慣にすると、
自然と文字に興味を持ち始めるお子さんは多いです。

今日のご相談の方のように、読み方教えなくても
自然にひらがなが読めるようになり、
個人差はありますが3~5歳頃からは、書けるようになり
親へ⼿紙で気持ちを伝え始める⼦どももいます。

 

そして、自然に自ら読めるようになるので、
自分で読む「自立読み」の楽しさを感じると思います。

もちろんその気持ちは尊重しながらも、
自立読みの時間以上に、
読み聞かせをする時間を大切にして欲しいと思います。

 

なぜなら、論理的思考に移⾏する以前の
⼦どもの脳は右脳が優位で、
右脳の特徴である、感覚やイメージ、感情を感じることに
敏感に反応する時期だからです。

絵本の読み聞かせをしてもらっている間は、
右脳がより活発に働き、絵から物語の世界観をイメージし、
⼀番安⼼できる親の声で聞かせてもらうストーリーから
想像⼒を膨らませることができます。

 

そして、物語の背景を思考し、思いやる気持ち
登場⼈物の誰に共感をするのかという価値観までも、
しっかり育んでいるのです。

このことから、幼い子どもの場合、
自分で絵本を読む以上に、読み聞かせることによって
非認知能力が高まります。

 

そして、
親の愛情が一番の栄養となって
チャレンジができる子どもに育っていきます。

ぜひ、読み聞かせを楽しんでくださいね。