【子どもを導く分かれ道?叱ると怒るの違い!】

こんばんは。
絵本未来創造機構の仲宗根敦子です。

2日前に募集した「お悩み質問」たくさんのリクエストを頂きました。

全て拝見させていただき、どのママも真剣にお子さんのことを
考えていらっしゃって素敵だなと感じました。

さて、本日のお悩み解決はこちらのテーマです

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私は小6の娘がいます。
子どもが来春、受験にも関わらず、勉強に集中しません。
自分から受験したいといいだしたのに、
毎日イライラしてケンカが日常茶飯事です。

先日ついに大爆発し、春休み中、子どもとほとんど口をきいていません。
このような場合は、どのように怒ったら良いでしょうか?

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Mママさん、ご質問ありがとうございます。
せっかくの春休み、お子さんとのほとんど会話がない状況とは
本当に辛いですね。

親はお子さんの将来を考えて、お子さんが良くなって欲しいから
アドバイスをしたり、叱ったりすることは当たり前です。

ただ、考えて欲しいのは、そのアドバイスや叱り方は
「良い方向に導いていますか?」
「得たい結果(勉強にスイッチが入るなど)が得られていますか?」

Mママさんのように、そうでない結果になっている場合
お子さんへの対応をこのように気をつけてみるといいと思います。

まず、Mママさんは
「どのように怒ったら良いでしょうか?」

と、最後に聞いてきていますね。

答えは
「怒るのはNGです」

「怒る」というのは、自分が腹を立てていることなどを
子どもにぶつけてしまうこと。 八つ当たりのような感情的なものです。
感情的になってしまうと、相手からも感情的な反応が返ってきます。

一方で、
「叱る」のは、相手をより良い方向に導こうとするために
注意やアドバイスをすること。
良くなって欲しいという前提があるので、道筋を立て、論理的に
感情を抑えて伝えることができます。

 

「叱る」場合のコツをお伝えしますね!

1.お母さんは、○○だと思うから伝えるね。

最初に、「お母さんは」という自分の意見を伝える
「先生が、お父さんが、○○と言ってるから」というような
他人に責任転嫁するような言い方は相手は素直に受け取れません。

2.感情的ではなく、冷静にたんたんと伝える

同じことを相手に伝えるにしても、感情的に伝えると
相手はネガティブな感情だけを受け取ります。
論理的に淡々と伝えることで、伝えられた内容を理解しようとします。

3.叱ったあとは4倍、良いところを伝える

叱った後は、必ず4倍良いところ伝えてください。

「お母さんは自分から言い出して受験すると言ったあなたが
素晴しいと思っているよ」
「いつも友達と仲良くして優しい子だと思っているよ」
「集中して勉強しているときは本当に関心しているよ」

 

親子関係にかかわらず、良いコミュニケーションには
「相手を承認する」ことで信頼関係が深くなります。

とくに、子どもは親のことが大好きですし、
親から言われた言葉に死ぬまで影響を受けます。

「ダメだ」と言われ続けたら、
どんなに自分を認めたいと努力して、結果をだしても
自分がダメな人間なんだという思いが拭えないという
ご相談をたくさん受けてきました。

 

一方で、
「あなたが大好き」「あなたは最高!」
など、ポジティブな言葉と態度で親に接してもらうと
どんな環境でも、頑張り抜く力と、自己肯定感が
高くなっていきます。

そして、ネガティブとポジティブの言葉の影響は
ネガティブ:4
ポジティブ:1

ネガティブな言葉は4倍の吸収力があるからこそ
叱った後は、4倍以上のポジティブな言葉掛けを
子どもに伝えて下さいね。

親も人間です。つい感情的になることもあります。

そんなときは、深呼吸をして

「感情的になってごめんね」

と、謝ってください。

そうすると、子どもも心を開いて、ママの言葉を
聞いてくれます。

私は小6年生でも絵本の読み聞かせをお勧めしています。

大人でも、絵本で良い状態を作れるのですから
効果が高いですよ!

 

今日のお勧め絵本

絵本を通してなら、
「あなたがだいすき」「世界で一番あなたが大事」
というセリフも照れくさくなくお子さんに伝わりますよ!

「あなたがだいすき」
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今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

PS....私は子どもを叱ることは、ほとんどありません。
子どもには、得意不得意があり、その子にしかない能力が
あると信じているから、出来ない事に対してイライラしない
ので、子どもに対して叱るということがありません。

そうすると、子どもも自分のするべきことは、ちゃんと責任を
持ってやってくれます。

私は最初から、それが出来ていたわけではありません。

子どもの中の潜在的な能力を引き出し、個性を知れたから
必要以上に焦ったり、不安になることがなくなったのです。